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海外旅行紀行・戯言日記

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カールスバード鍾乳洞

カールスバード鍾乳洞はニューメキシコ州にある唯一の国立公園で、南の州境でガダループ山塊の縁になる高原の砂漠地帯に位置しています。又ガダループ山塊そのものはテキサス州にある国立公園となっています。

1982年夏休みの家族旅行で世界一の鍾乳洞を訪問し帰宅するつもりでしたが、ついでにグランドキャニオンまで行ってみようかと言うことになり、1週間で往復5000kmの一番長い自動車旅行となりました。
その辺の経緯については、HPの北米家族旅行編をご覧下さい。

鍾乳洞は他にも数カ所見学していますが、此処カールスバード鍾乳洞の規模の大きさには驚かされました。数百万羽の蝙蝠が出入りするので有名な本当の入口からは鍾乳洞が大きすぎて中心部に行くには大変です。 国立公園事務局では、観光客は高原上にあるビジターセンタからエレベータを使って、250m降りて鍾乳洞中心部に行ける様に設備を整えました。従って、半日でこの世界一規模の鍾乳洞を見学することが出来ます。




写真は数枚撮った様ですが、露光不足で全て失敗してしまいました。

そこで地下の案内所で購入したパンフレットの写真をスキャナーで取り込みましたので、それをご覧頂きたいと思います。
特に最後の写真は歴史的なもので1952年にセットに16時間を要し、フラッシュ24000個を使って撮影したもので、通常は薄暗い洞窟が将に宮殿と化しています。


此処カールスバード鍾乳洞は2億5千万年前には海の入り江にあった珊瑚礁の様です。石灰質を含む珊瑚その他の微生物の死骸も堆積した陸地に変化し、その後の地形隆起によって、地下水面レベルが現在ある洞窟より深くなった為、水滴による浸食、即ち鍾乳洞の形成が始まったとのことです。
隆起も段階的にあったようで、鍾乳洞も三段構造になっていて 60m、225m、250mに各々鍾乳洞が形成されているようです。


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